ストレスに負けず自分らしく素直に生きる方法2.0

絵が下手な人でも、見て楽しい、描いて楽しい絵ができちゃうテクニック集

time 2016/09/03

絵が下手な人でも、見て楽しい、描いて楽しい絵ができちゃうテクニック集

他人よりまず先に、自分自身を満足させる絵を描こう

絵の苦手な人が目指すべきは、「きれいに、上手に絵を描く」ではない

絵を描くのが苦手でも、人並み(よりちょい下)程度に絵が上手くなれるコツ4回目です。最終回の今日は、やり方次第で、実力より絵がうまく描ける方法を紹介しちゃいます。

なお今回の話は、過去記事の内容が前提となっています。一度目を通しておくと、話がわかりやすいかも。

さて、唐突ですが。絵が下手な人が絵を描き続けて目指していくのは、どこだと思いますか?

「憧れの絵描きさんに引けを取らない絵が描けるようになる」「目の前の風景を本物そっくりに描けるようになる」、たとえばこんなところでしょうか。

私も、「きれいに、上手に絵が描きたい」が原点でした。けれども3回も絵の修得に失敗し、自分の才能のなさにウンザリ……。そこで4回目のチャレンジでは、考え方を変えました。「絵の上達」よりも「楽しんで継続できること」を目標にしたんです。

絵が下手なのは自分でもよくわかっている。だけど好きだから描いていくとなったとき、目指す点はもっと別の場所にあるのではないでしょうか。他人を満足させるのではなく、自分を満足させる絵を描こうの記事画像

絵が下手な人が目標とする到達点。それは、他人が自分の絵を見てくれたとき、「決して上手ではないけれど、なんか味があって好き」そう言ってくれる絵が描けることではないかと思います。

見てくれた人を楽しませて、描いた自分自身も満足することができる、そんな絵です。

自己満足を得るには、人並み程度に上手な絵を描く必要がある

以前の記事でもふれましたが、絵が下手な人は自分の描いた下手な絵を見ると精神的に耐えられません。嫌になって、そのまま絵を描くのをやめてしまうことも。

それを防ぐには、ある程度はうまい絵を描く必要があります。といっても、“人並み”に上手であれば十分です。絵を人に見せて、「えっと……、上手だね」と苦しすぎる作り笑いを見せられないレベルでOK! お絵描きSNSのPixivで高評価がつくようなレベルの絵はいりません。

でも絵が下手なのに、ある程度上手な絵なんて描けるものなのでしょうか?

――もちろん描けますとも。描き手のスキルが足らない分は、”手段”でカバーするのです。

最難関である線画をクリアする3つの方法

線画の描き方(難易度★):写真をトレース

線画の描き方(難易度★):写真をトレースの記事画像

なにを描くにしろ、絵を描く工程における最難関は線画ではないかと思います。

実は、線画の描き方には3通りのやり方があります。そして、それぞれ難易度が異なります。この3つの方法のうちどれかひとつでもマスターできれば、それで線画をクリアーできます。

では、一番簡単なものからいきます。“写真トレース”です。

以前の記事で、多くのお絵描きソフトにはトレース機能またはレイヤー機能があるという説明をしました。

これらの機能を使って、絵にしたい写真を下絵として上からなぞります。風景画など線が細かい場合には、黒ではなく、目立つ赤でトレースしてもかまいません。これまたお絵描きソフトの機能で、描いた後で線の色を変えられるからです。

さらにはスポイト機能で下絵の色まで拾えるので、絵が下手な人でも、時間さえかければ絵を完成できます。これなら絵を描く楽しみを存分に味わえます。

しかしトレースとはいえ、線の数が増えるほど難易度が上がるのは事実。特に風景画は線が細かいので、まずはコーヒーカップなどの静物、木1本など、線が少ない絵からチャレンジをおすすめします。

写真トレースでもちょっと自信がないという方には、トレース指南本もあります。下絵とする写真の撮り方も解説されています。

 

線画の描き方(難易度★★):デスケルを使って描く

写真をなぞってしまうトレースには、正直心理的抵抗を感じる方も多いかと思います。いくらなんでも、あれじゃ丸写しじゃないかと。

そんなチャレンジャーなあなたにおすすめしたいのが、“デスケル法”です。

こんな「デッサンスケール(通称:デスケル)」というアイテムが文具店で売られています。

デスケルはスケッチブックの大きさに合わせて何種類かあるので、対応したサイズのものを購入します。欲しいサイズが見つからない場合は、牛乳パックなどで手作りも可。

このデスケルにはマスが刻まれており、同じ比率のマスをスケッチブック(またはお絵描きソフトのキャンバス)にも描きます。そして、デスケルを絵にしたい対象へと向けます。片目をつぶってマスをのぞき、マスとの距離やマスに対する傾きを見ながら線を描いていきます。

線画の描き方(難易度★★):グリッドを使って描くのサムネイル

これなら丸写しではありませんし、自分の手で描いてる!って感じがしますね。

線画の描き方(難易度★★★):粘土で像を作るように、少しずつ削ぐ、付け足す

絵の線画対策3:粘土で像を作るように、削ぐ、付け足すの記事画像

「あくまで自分の力で描くんだ。トレースもグリッドも使わないぞ!」という王道派の方にも実践できるコツがあります。

一から線画を描いていくと、思った大きさとは違ってしまった、線の傾きがおかしかった、ということが起こると思います。そこで、意識をちょっと変えます。線画を描いているのではなく、粘土で像を作っているのだと思うのです。

上の図は、お絵描きソフトで描いたラフ図を修正しているときのキャプチャです。絵を描くコツ2回目の記事で本描きはデジタルが良いという話をしましたが、この下書きの修正からPCでの作業にすると楽です。ということで、以下PC(またはタブレット)での作業を前提として話を進めます。

まっすぐな線(直接ツールとか不要、手描きで十分)を引いて、バランスをチェックしています。そして、「もうちょっとここは大きいな」と思ったら外側へ向けて線を追加し、「もうちょっと小さいな」と思ったら内側へ線を追加します。あと変な角度になっているところも同様に正しい線を描き加えます。

ただあんまりやりすぎると、精神的に嫌になってしまいます。修正はほどほどにして、多少のことは目をつぶりましょ。

修正線の追加が終わったら、新規レイヤーを追加し、本番用の線を上からなぞり描きします。もしなぞる線がわかりにくいようであれば、不要な線を削除してしまってもかまいません。

左右非対称の絵の場合は、ゆがんだ曲線や短すぎる・長すぎる手足、背骨とずれている胴体の位置などを修正します。

風景画については遠近法が絡んでくるので、チェックが難しいところも。パースの描き方本も参考にしつつ、線のゆがみやおかしな角度などを修正していきます。

よりクオリティの高い絵を描く方法

陰と影の付け方は色塗りトレースでパターンを覚える

陰と影の付け方は色塗りトレースでパターンを覚えるの記事画像

絵を立体的に見せるには、”かげ”の存在が欠かせません。

“かげ”には2種類あります。木の”かげ”のような、物の形そっくりに形が表れるものが「影」、もう一方の”かげ”は光の当たり方によって暗くなる「陰」です。
(2つの”かげ”定義は、『SAI マスターテクニック』 P43より)

2つの”かげ”があると聞くと難しそうですが、どこにどう”かげ”を描き込むかはパターンがあります。そのパターンを学ぶには人の絵を見るのはもちろん、自分で色塗りトレースしてみるのが一番。

同じテーマの絵を色塗りトレースをしてみると、毎回同じような場所に影と陰が配置されるのに気が付きます。例えば人物イラストであれば、袖口のすぐ下の皮膚、服のしわなど。植物画であれば、下側の花びら、枝の片側など。このお決まりのパターンを少しずつ覚えて、自分の絵に反映させていきます。

色塗りのコツついては、こちらの記事でも紹介しています。

エアブラシでお化粧技を覚える

陰や人・動物キャラの頬紅など、ぼやっとした色を塗りたいときがあるかと思います。そんなときにおすすめなのが、エアブラシツールです。

こんな感じに、ぼやっとした塗りになります。絵の仕上げにエアブラシでお化粧してあげると、見栄えが1ランクアップするのでおすすめです。
エアブラシでお化粧技を覚えるの記事画像

お絵描きソフトによっては、このエアブラシが入っていないものも。そんなときは代替え策として、塗りに使う色の不透明度を下げてみてください。

不透明度は初期設定で「100」になっています。この値を「0」に変えると、その色は透明となって見えなくなります。ですので、「30」や「50」といった間の数値にすると、少し透明な色ができるのです。エアブラシのようにふちこそぼやっとしませんが、下の色がほのかに透ける効果が得られます。

不透明度を下げて使った後は、忘れず「100」に戻すようにしてください。戻し忘れると、次に塗る色(または線)まで透けてしまいます。

あえて絵にツッコミ所を設ける

要は、ウケ狙いです。人によって、好き嫌いが分かれるところではないかと思います。

私はマンガチックなイラストを描くとき、見た人にツッコミ所を提供するようにしています。下手な絵を見てくれた人へせめてものお礼として、「クスっ」という笑いくらい差し上げたいからです。

「そんな話、ありかよ」とネタ自体にツッコミ所のある話をもってくることもあれば、絵に仕掛けをすることもあります。

例えば、こんな感じです。私の日常を描いたマンガの一コマなんですけど、よく見ると着ている服が「CAT LOVE」になっています。

あえて絵にツッコミ所を設けるの記事画像

マンガのネタは猫に無関係でしたが、私は大の猫好き(笑)。このマンガを見てくれるのは友人たちだったので、私の猫好きは有名。「こんなの描いて、しょうもないなぁ~」というツッコミ所になっています。

こういった仕掛けはアイデアなので、絵の上手・下手に関わらず盛り込むことができます。絵に自信がなければネタで勝負するのも、描き手の味だと思います。

自分なりの絵の描き方を追求する

絵が下手でもそれなりにうまく描いて、満足感が得られる方法を特集してきました。少しでもヒントになればうれしいです。

絵が下手だと自覚している人こそ、手段を選ばず、道具でもテクニックでも使えるものは使ってみるのがいいと思います。なにも絵の教本通りに描く必要はありません。描けるようになったもん勝ちです。デジタルから始めて、アナログに戻ったっていいのです。

いろいろな方法をひっかえとっかえしていくうちに、いつの日か自分に合った絵の描き方を確立できるのではないかと思います。1つの方法が合わなくても、2つ、3つとあきらずにチャレンジしてみてくださいね。肝心なのは、絵を楽しんで描くこと。まずは他人より、自分自身を満足させることをどうか忘れずに。

関連記事

アートな趣味全般をまとめています。

down

コメントする




自分を応援するためのヒント

読者さん向けのお悩み相談始めました

スミカ

スミカ

子供の頃6年近くに及ぶイジメを経験。大人になってからはなぜか会社運が悪く、お局社会やクラッシャー上司にぶち当たり、トホホな人生を歩む。心の癒しは猫。人友より猫友が多いのがひそかな悩み。★お悩み相談はワオミーで受付中です→ [詳細]

お探しものが見つかるかも?

過去の記事